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中原雄一( 15/07/01 Wed 0:45 更新)

私とサプルメント

目次

 

はじめに

以前、私はもともとやせ型の私の体型を改善するために様々なサプルメント(=サプリメント:補助食品)を試したり、継続して摂取したりしていました。

ここにあげるのは、あくまでも私の不真面目な体験談と思い出話であり、各サプルメントの使用をおすすめしているわけではありません。サプルメントはその配合や過剰摂取、他の薬物・疾患への干渉などによって、さまざまな問題が起こる可能性があることを知っておいてください

また、ここにあげたサプルメントの多くは日本国内では販売が許可されていないものです。ご注意ください。

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初めてプロテインに手を出したとき

私のサプルメントとのつきあいは、私が中学生であったとき(1979年ごろ)から始まりました。スタッフルームの中でも紹介した通り、私はもともと運動が嫌いな少年で、ちょうどそのころブルース リーの映画を見て一念発起し、運動に積極的に取り組むようになったという経緯があります。

そのブルース リーが「『リアルブレア』と呼ばれるプロテイン パウダーを混ぜた健康ドリンクを飲んでいた」という話を聞き、私もそのプロテイン パウダー ドリンクとやらを飲んでみたくなりました。

とはいったものの、多分明治製菓の「ザバス プロテイン ダブルエックス」が発売される前の出来事だったと思います。「プロテイン パウダー」というものは一般にあまり知られておらず、ましてやオタッキーな中学生が飲むようなものではありませんでした。

それでもあるスポーツ用品店で輸入もののプロテイン パウダーを扱っていることが分かり、即購入しました。試しに入荷したものだそうで、その場で売り切れとなりました。

はやる気持ちを抑えて飲んだそのプロテインの味は「大豆の粉」そのもの! しかし、そのまずさが私の貧弱な肉体を改造してくれるものと期待は高まります。その日のトレーニングには結構熱が入ったものです。

ただ、次に買いに行ったときには、もうすでにそのプロテインはなく、入荷の予定もないとのことでした。まあ、よほど人気がなかったのでしょう。

その後もプロテインはよく使いましたが、高校時代-大学時代は明治製菓の「ザバス プロテイン ダブルエックス」、スポーツクラブに勤務し始めてからはよりおいしかった森永製菓の「ウィダー」シリーズを使っていました。

一番のお気に入りだったのは、健康体力研究所の「フィットネスプロテイン2000」。友人のおすすめだったものです。

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「アミノ タブレット」

1980年台の後半には、プロテインだけでなく、その最小構成単位であるアミノ酸(実際にはそれがいくつかつながったものが大部分)の役割が、サプルメントとして注目を集めるようになっていました。

当時、プロテインなどと比較して吸収が速いこと、海外のボディビルダーなどが積極的にとっていることなどが話題になっていましたが、当時不勉強の私はあまりプロテインとの違いを認識せずに試したりしていました。

「アミノタブ」(多分、森永製菓社製)には「噛んで食べよ」と書かれていたと記憶しているのですが、とてもまずくて……。子供の頃「ハイミー(味の素)」をスプーンでそのまま食べて吐きそうになったことがありましたが、それよりももっと気持ちが悪かった! 最初は説明の通りまじめに噛んでいましたが、途中から飲むだけにしました。

そのうち、「プロテインは不足しがちなたんぱく質を補給するもの」「アミノ酸はトレーニング中の疲労を抑えたり、回復を早めたりするのに効率的なもの」という、自分なりの認識を持つようになり、とり方を変えるようになりました。

そのころ、「アミノ酸をプロテインと同じ感覚で摂取し、トレーニングを続けて肝臓を痛めた」という人の話を聞きました。原因がアミノ酸にあるかどうかはわかりませんが、アミノ酸のエネルギー分解の過程を考えれば可能性がありますね。

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「マルチ ビタミン」でけがを改善

私はインストラクターという職業上、さまざまな減量法を試したことがあります。

一時、絶食に近い減量を試みたことがあり、2週間で8kgほど落としたことがありました。かなりつらかったのですが、その体重をしばらく維持してみました。

そのころ、武道の練習で足の指の股を割いてしまったことがあります。いつもなら、少しすれば治るのに、そのときは何週間も治らなかったのです。

そのときに、たまたま海外旅行に出かけた友人が買ってきてくれたマルチビタミンを試すことになりました。するとなんと、ものの数日のうちに傷が治ってしまったのです!

このとき、私はビタミン・ミネラルの欠乏の恐ろしさ、またサプルメントの速効性の高さを再認識することになりました。しかし、ちゃんと食べていたらそのサプルメントは必要なかったのでしょうが。

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ステロイド剤より効く? 「ダイベンコザイド」

私が最も体づくりに励んでいたのは1991年-1993年(25-28歳)ごろのことです。当時は、私の興味のほとんどが筋肥大のトレーニングとサプルメントの摂取に注がれていました。特に、日本では販売が許可されていない海外のサプルメントには不思議な魅力を感じて、次から次へと試したものです。特に私はパッケージの紙の配色が暗い、怪しいサプルメントを好んでいました…。

一番最初に試したのは「ダイベンコザイド(活性型ビタミン12)」(ビタミン パワー社製)。「ダイアナボル」というステロイド錠剤より効果があるという触れ込みだったのでとても期待をしたのですが、2瓶以上飲んでも特に変化はありませんでした。

後で知ったことですが、ダイベンコザイドがダイアナボル以上の効果を上げたのは、成長不良の子供に投与したケースだったとのことです。自分の不真面目さを嘆きました。

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男性ホルモンの分泌を高める? 「ガンマオライザノール」

次に試したのは「ガンマオライザノール(ガンマオリザノール)」 (多分、ビタミン パワー社製)というもので、服用すると男性ホルモンや成長ホルモンの分泌を促す、という商品でした。

これについては、私の場合、飲み始めてしばらくの間、確かに減量効果があったように思えたのですが、それほど効果が長く続いたわけではありません。思い込みによるプラシーボ効果(偽薬効果)だったのかもしれませんね。

ちなみに、ガンマオライザノールのホルモン分泌効果については、実際のところはっきりしていません。否定的な意見のほうが理に適っているように私は思います。

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ハードなトレーニングを可能にする「イノシン」

ガンマオライザノールと並行して使用していたのは「イノシン」(各メーカ)です。このサプルメントには血行促進作用があるので、トレーニングの疲労回復に役立つものであるとされています。ただ、その組成から痛風を悪化させる可能性も指摘されていますね。

私はトレーニング30分くらい前に摂取していましたが、通常は1時間前が良いとされます。それでも、飲むのと飲まないのでは差があるように思えました。これはあまりサプルメントに興味を示さない家内も飲んでいましたね。同時期に飲んでいた友人は「効かなかった」と行っていましたが……。

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「GH(ヒト成長ホルモン)リリーサー」

「GHリリーサー」と呼ばれるものも試しました。GHとはグロースホルモン(成長ホルモン)を表す略語で、これを飲むと成長ホルモンの分泌が促進されるとありました。

GHリリーサーにはいくつかのタイプがあるのですが、私の購入したもの(ツインラブ社製)にはアミノ酸のアルギニンおよびオルニチンなどが含まれていました。

私は就寝前に利用していましたが、私にとって、これはガンマオライザノール以上に減量効果があったように思えました。基本的に、成長ホルモンの分泌が促進されると、血液中の遊離脂肪酸の量が増え、それがエネルギー消費に回されるためであるとされています。ただ、ガンマオライザノールのときと同様、効いたと思える期間はそう長くありませんでした。

成長ホルモン分泌効果はアルギニン:オルニチン=2:1の摂取比率で最大になるのだそうです。ただし、経口では個人差があらわれるようであり、必ずしも効果が現れない可能性がありますね。その点、注射の場合は確実に効くとされています。

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「クロミウム ピコリネイト」

筋肉をつけながら脂肪を落とすということで、アメリカでも人気のある「クロミウム ピコリネイト」にも興味を持ち、試してみたことがあります。

しかし、私自身はあまりこのサプルメントの効果を感じることはできませんでした。実際、アメリカでは効果が全く見られなかった実験結果もあるようですが、最低12週間継続して使わないと効果が見られないという専門家もいます。私のケースは、継続したのは1ヶ月程度でした。あきらめの早い性格です。

クロミウム ピコリネイトには血糖をコントロールし、筋肥大にも関与する「インシュリン」というホルモンの働きを正常化する働きがあるそうです。

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「BCAA」の筋肉増強効果

この「BCAA(分岐鎖アミノ酸)」(ツインラブ社製など)は以下に述べるトータル パッケージなどにも含まれていたので、私はトレーニング前後に、結構長期間に渡って使用しました。

これはバリン・ロイシン・イソロイシンという三種類のアミノ酸で構成されているものですが、これは骨格筋で直接代謝され、その異化(分解など)を防ぐのに役立つとされます。

今では日本国内で販売されている製品にもBCAA強化食品がありますが、当時は海外から輸入するしかありませんでした。

私には、これが筋肉増強効果を持っていたのかどうか体感できませんでしたが、イノシン同様、飲むのと飲まないのとではトレーニングの出来が違うようには感じました。

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トータル パッケージ 「サイバー ジェニックス」

上記のようなサプルメントやマルチビタミン・ミネラルなどを単体でとり続けるのはとても大変なことでした。そのため、私はトータルパッケージになっているキットに興味を持ち始めたのです。

そのころちょうどハワイに旅行する友人がいたので、最も有名だった「サイバージェニックス」というトータル キットを購入してきてもらうことにしました。

実際にその商品が届いたあと、添付されていたビデオを見て、何となく「これは面白そうだ」と思いました。いろいろな人の実例?が映像で公開されていて、意欲を湧き立てられたのです。

このキットは摂取するタイミングなどがすべて規定されています。自分で考えなくてもよいのでとても楽でした。舌下での粘膜吸収を期待したビタミンB12のリキッドに強い印象があります。確か、トレーニングの20分前と直前に使うものだったと記憶しているのですが…。

結局、このサイバージェニックスでも私が期待するような効果は望めず、私のサプルメント修行はまだまだ続くのでした。

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増量のための「ウエイト ゲイン パウダー」

最初にも書きましたが、私はもともとやせ型でなかなか体重を増やせませんでしたので、摂取エネルギーを大幅に増やすことも検討しなければなりませんでした。以前は食事を3人前とることで解決したりもしていましたが、外食などするととんでもない巨費?を投じることになってしまいます。そこで次に着目したのは「ウエイト ゲイン パウダー」でした。

これは糖質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルなどがバランスよく配合されたパウダーですが、それを1回に大量にとらなければなりません。最初は輸入代行をうたう通信販売会社から購入していたのですが、結構高いので困っていました。しばらくして、日本製のものも手に入るようになったのですが。

その後、結婚式・新婚旅行を兼ねてハワイにいくことになったので、このウエイト ゲイン パウダーおよびサイバージェニックスの後を受けるサプルメントを買ってくることにしました。

ハワイでは2つのゴールドジム(今は一つに減っていると聞きましたが)でトレーニングをしながら、いろいろなショップを渡り歩いて効果がありそうなサプルメントを物色しました。

そして、バケツくらいの大きさのウエイトゲインパウダー数個(ツインラブ社製)と、カルニチン(ビタミンBt)、そしてトータルパッケージの「ICO Pro Professional Bodybuilding Kit」などを大量に購入しました。ただ単にサプルメントを収納するために、わざわざ普通の2倍もあるスーツケースを購入したくらいの量でした。よく税関で引っかからなかったものです。

このウエイト ゲイン パウダーの効果は、体重を増やすという意味では絶大でした。間食、食事への追加としての利用の他、トレーニング前や就寝前にも利用しましたが、このサプルメントをとるのは楽な作業であったとはいえません。なぜなら、この種の製品は非常に甘く、牛乳に溶かして飲むにしても、牛乳がファーストフードショップの「シェイク」になるくらいの量を飲まなければならなかったからです。私の友人は、1回飲んで10分後にトイレで「ゲー」と吐いてしまったほどでした。

これを使っている間は、なんだか体温が高くなっているようで、常に体調の悪さを感じていたことも覚えています。それでも体重を増やしたい一心で一生懸命飲んでいましたね。

その結果、私の体重は常時65kgくらいだったのが、2ヶ月くらいで一気に76kgくらいまで上昇したのでした。それが筋肉だったのかどうかは定かではない?

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ICOの名前にもなった? "ICO Pro Professional Bodybuilding Kit"

私が使ったものの中で一番インパクトがあったものです。ハワイから帰ってきてすぐに飲み始めました。

解説書を読むと

このキットはとてもキョーレツなので、まずは3日間の慣らし期間が必要なのだ。これを飲め!

というただし書きがあります(もちろん英語)。そこに書かれていた慣らし用のタブを飲んで、20分ほどしてからスクワットラックに向かおうとしました。

なぜかからだがとても熱くなっており、「いいぞ」と思いながらウォーム アップで軽い重量をこなすと、その時点で勢いよく鼻血が! その後もティッシュを鼻に詰めたままトレーニングをしましたが、今までにないくらいに筋肉がパンプアップ(筋肉が充血した状態)していました。はっきりとは記憶していませんが、この慣らし用タブにも高濃度のシベリア人参などが含有されていたと思います。

慣らし期間を終え、本格的なプログラムに入りましたが、そのときに得られたパンプアップもすごかったです。周囲では「中原がやばい薬に手を出した!」という黒い噂?が広がったほど!

しかし、とても効いたという感じが続いたのは数週間のことで、他のサプルメントと似ていました。やはりからだが慣れてしまうのでしょうね。

このキットもサイバージェニックスと比べて成分はさほど変わらないものの、とにかくタブが大きい。そしてアロマ効果を採り入れているのも特長でした。セットに入る直前に、キョーレツなハーブの匂いがする匂い袋を鼻に当て、思い切り吸い込むようなシステムだったのです。競技前などにアンモニアを吸い込む人はいますが、それと似たような効果を狙ったんでしょうか。

このキットを使用しているときは、上記のウエイトゲインパウダーも併用していましたが、ニュートリション プログラムが終了するころには、105cm程度だった胸囲が最高114cmにも増え、本当にびっくりしました(このキットの使用をやめてから最大囲より数センチ萎んだのですが…)。もっと使ってみたかったのですが、日本では手に入らなかった! また、メーカー自体も消滅してしまったという話を聞きました。

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甘い匂いがした「初乳?」

多分「月刊アイアンマン」の記事だったと思うのですが(前の会社にほとんどの雑誌を寄付してしまったので、はっきりとしたことが分かりません)、牛の初乳が筋肥大に絶大な効果があるという記事を見て、早速興味を持ちました。

友人からもらったそのカプセルはとてもいい匂いがしていたのを覚えています。果たして本物なのか!?

1瓶しか飲みませんでしたし、結局効いたのか効かなかったのか分かりませんでした。本物ではなかったのかもしれませんね。

今年(1998)、オーストラリアのある実験で、「牛の初乳はスポーツマンのパフォーマンス向上に役立つ」という結果が出たという報道がありましたね。

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ドーピング並? 「サイクロフェニール」

極めつけはこれかもしれません。月刊『ボディビルディング』誌(体育とスポーツ出版社)の1993年2月号の記事で、「ただのサプルメント(補助食品)というには惜しいものだ」「実際ドラッグのように働く」(サプルメント最前線/アーゴジェニックエイド(Ⅲ)/吉美正美)」という記事を目にしたからです。

実際、このサプルメントは男性ホルモンの分泌を高めるし(ただし、女性がとっても効果はありません)、アナボリック ステロイドのような極端な副作用はないといわれていました。実際、薬として処方される薬品でもあるのですが…。

記事を読んで、私はいてもたってもいられなくなり、その雑誌の発売当日に某都内のショップに駆け込んで、そのサイクロフェニールとやらを買い占めました(そのショップ、国内では健康食品としては販売できないサプルメントを店頭に置いていた…。 オルニチン含有サプルメントも販売されていたので薬事法違反?)。

ところが、全く目に見えた変化はなく、「おかしい」と思いました。そして数カ月後、別の雑誌で(多分アイアンマンだったと思います)、「あなたのサイクロフェニールは本物か?」というような内容の記事を目にして愕然とすることになります。その記事は「本物はCyclofenil(サイクロフェニール)と表記されているはず。Cyclofinil(サイクロフィニール)と書かれていたら偽物だ」という主旨のものでしたが、あわてて確認すると、なんと私の購入した瓶にはすべて「Cyclofinil(サイクロフィニール)」と残酷な文字が…。

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やせるか? 「カルニチン」

「カルニチン」はアミノ酸の一種であり、体内で脂肪の分解および利用を促進する効果や、からだのエネルギーレベルを上げる効果があるとされています。また、減量中の筋肉の維持にも役立つとあって、多くのボディビルダーが利用しているようです。

この「カルニチン」は一時私の周囲でブームになり、海外に行く人のお土産の定番になっていました。当時私自身は減量に興味がありませんでしたので、少し試した程度でした。

しかし、ボディビルディングの大会がある家内は、オフ、あるいは減量中にかかわらず、このサプルメントを積極的に利用していました。携帯用にカプセル、自宅で飲むのにリキッドタイプ(ツインラブ社製)と使い分けていたのですが、後者に重きを置いていたようです。

でも、目立った効果は感じられなかったようです。私の周囲の人々も、「最初の2-3回は確かにからだが温かくなって、通常よりも汗をかいた。でも期待するような効果は得られなかった」といっていました。

あくまでも減量のための魔法の薬ではなく、減量を補助するためのサプルメントであるということでしょう。

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カルニチンの対抗馬! 「コリン&イノシトール」

カルニチンの対抗馬として売られていたのがコリンとイノシトールでしょう。これらは肝臓に脂肪が蓄積される「脂肪肝」を防止する働きはありますが、減量に役立つ根拠はありません。

私の家内も2瓶ほど買って飲みましたが、当然効果という効果を得ることはできませんでした。

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脂肪を燃やす脂肪?「MCT」

「脂肪を燃やす脂肪」。この不思議な響きに引きつけられ、つい購入してしまいました。合計3瓶ほど夫婦で使ってみました(多分、ツインラブ社製)。

MCTとはMedium Chain Triglyceride(中鎖中性脂肪)のことですが、あくまで脂肪ですから、私の家内は最初は摂取を躊躇していました。

しかし、エネルギーに変わるスピードが早く、ハードトレーニングで骨格筋が犠牲になる可能性を最小限に抑えられること、その分解による発熱が体脂肪の分解を促す可能性があることから、取り敢えず飲んでみることになったのです。

確かに、これを使って運動を行った場合はからだが温かくなりました。家内もいくらか減量に役立ったように思えたそうですが、あの味がいただけなかったそうです。私はオレンジ味で、他のサプルメントよりはるかにおいしいと思っていたのですが…。

私は空腹時やトレーニング前に摂取していましたが、多少胸焼けのようなことが起こることがありました。これは食事と一緒にとったり、細かく分けて摂取することで解決できるといわれます。

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クレアチン モノハイドレイト

このサプルメントの効果については、「スポーツのパフォーマンスを上げる」と各種新聞の記事にもなり、私もかなり注目していました。

高重量のトレーニングなどで使われる体内の化学エネルギーに「クレアチン燐酸(CP)」がありますが、クレアチン モノハイドレイトをサプルメントとして摂取するとCPのレベルを増加させるそうです。結果として、よりハードなトレーニングが可能になり、トレーニングの効果が上がるのでしょう。

また、OKG(オルニチン アルファ ケトグルタレイト)などと一緒にとると筋肥大の効果が高まるとも考えられています。

私は、1993年中期以降、家内の大会出場のサポートに回ることが多くなり、サプルメントそのものへの興味も失いつつあったので、少し試しただけで終わってしまいました。そのにおいと味が耐えられなかったこともありますが、私の家内はずっと飲んでいました。

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禁止薬物「エフェドリン」

エフェドリンは風邪薬などに含まれている成分でもあり、エピネフリン(アドレナリン)やノルエピネフリン(ノルアドレナリン)の分泌を高め、交感神経を刺激して、エネルギー消費量、脂肪の分解の促進に役立つとされます。

これは各種団体において禁止薬物に指定されているものであり、検出されれば失格になります。過去のオリンピックで、日本人選手が直前に風邪薬(葛根湯)を服用してしまったために失格になったこともあります。

これは他のサプルメントとは違いますね。ドラッグです。私の周囲でも何人かが試して、同じようなことをいっていました。これに関しては、私は「やめた方が良い」という忠告を繰り返したものです。

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サプルメントについて -まとめ-

1991-1993年にかけて、私はいろいろなサプルメントを試しました。同じトレーニングを行うのであれば、少しでも効果がある方法をとりたい、というのがその動機だったと思います。

他にもまだ有名なものはあるし、すべてを試すことはできませんでしたが、結構いろいろなものを体験したほうだと思います。

しかし、問題もありました。私は常にその配合などを考え、気をつけて摂取していたつもりですが、途中で原因不明の体調不良を起こしたりひどい吹き出物を経験したりもしました。

それだけではなく、私がサプルメントを利用するのを見て、何人かの人がむやみに試したらしいのです。後日話を効いたときに、そのとり方に整合性が感じられないため、「もう少し勉強して、考えて飲んだほうがいいですよ」と忠告したのですが…。私が上に挙げたようなサプルメントを1度にとるようなやり方だったもので。

必ずしもその結果とはいえないのかもしれませんが、何人かの人が代謝系の病気にかかったり、悪化させたりしました。また消化管系の重い症状を起こし、入院した人もいました。医師に確認すると、「その関連性についてはなんともいえない」とのことでした。

サプルメントの摂取を始める場合は、まず主治医や専門家に相談すべきだと思います。

それにしても、彼らの問題は「サプルメントとは何か」を考え直すよいきっかけになりました。ここでいうサプルメント(サプルメンタリー フーズ)とはあくまでも「補助」であり、「主体」ではないのです。「食事で足りないものを補助する」「食事の効率を上げる補助をする」「トレーニングでの疲労を抑えるのを補助する」「疲労からの回復を補助する」などの役割を持つのがサプルメントといえるでしょう。

サプルメントの不必要な摂取は、私たちのからだにさまざまな影響を与えると思います。もともと、飢餓に備えてきた人間は、少ない食物から最大限の栄養素をとり入れる努力をしてきたはず。それが、サプルメントに頼ることにより、簡単に吸収・利用できてしまう。これは私たちの消化・吸収機能を衰えさせる原因になることが考えられ、サプルメント摂取の一つの課題になるような気がします。

反面、環境汚染が進んでいること、食物に含まれる栄養素の配分も変わってきていることなどから、不足しやすい栄養素も出てくる。病気を防ぎ、より積極的な活動をするための身体内部環境を作る。そんな目的のためにサプルメントの価値を見いだすこともできます。

また、私が一時期狂ったように、スポーツのパフォーマンスを上げることなどを目的にする場合もサプルメントは役立つでしょう。

過去に石川栄養士が掲示板で述べていましたが、要は「適量とバランス」だと思うのです。サプルメント否定論者や必要論者の意見を鵜呑みにすることなく、必要な量を見つけることで無駄がなくなるはず。

あれだけサプルメントに狂った私も、1995年からほとんどサプルメントを利用していません。今のところは、普段の食事で「適量とバランス」が守られているようで、調子もいいからです。

もちろん、それは現在の状況に過ぎず、今後もトレーニングの目的の変更や何らかの不足などによってサプルメントを利用する機会はあると考えています。

最後に、サプルメントをとる場合は基本的に主治医(体調不良・疾患や投薬がある人は必須)や周囲の専門家に相談することをおすすめいたします。

このページに記載されている会社名、商品名は、各社の商標および登録商標です。

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