FKB8579USB親指シフト(FKB8579-661)
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中原雄一( 15/07/01 Wed 0:45 更新)

FKB8579USB親指シフト(FKB8579-661)

写真

 

仕様

品名 USB親指シフトキーボード(コンパクト)
型名 FKB8579USB親指シフト(FKB8579-661)
形状  
キー配列 親指シフト
キー数 74
キーストローク 3.8mm
キーピッチ 19.05mm
キー刻印 106/109キーボードと同等の刻印
インターフェース USB
ケーブル長  
接続ケーブル  

外形寸法(mm)
W*D*H

294*134*35
グレー
角度 チルト機構によりキーボードの角度を変えることが可能
定価 オープン価格(14800円で購入)
その他  初のUSBインターフェース・コンパクトタイプ親指シフトキーボード。付属のJapanist2002という富士通製のIMEが持つ「快速親指シフト」というキーボードエミュレーション機能を利用して、親指シフトを実現。他、専用パームレストが付属する。
 このキーボードはRboard Pro for PC同様、あらゆるAT互換機をサポートしている(FMV-BIBLO 親指シフトタイプを除く)。
  基本的にOS標準のドライバを使用し、同梱のJapanist2002のキーボードエミュレーション機能を使って親指シフト配列を実現する。ただし、Windows2000を利用する場合においては、さまざまな注意事項がある。

固有情報

製造日 不明
購入日

2001/12

使用期間 2001/12~
製造場所 MALAYSIA
接続ハード 複数のAT互換機(自作含む)
利用OS Windows2000, WindowsXP Professional
使用IME Japanist2002
利用ドライバ OS付属ドライバ
その他  今まで使っていたキーボードと比較して、キーが重い。もちろん、購入直後でこなれていない、という面もあるのだろうが、もう少しスムースだとのぞましい。

特徴

このFKB8579-661は、あらゆる意味で画期的です。まずはサイズ比べです。

フルキーボードとの比較

 

B5ファイルサイズサブノートとの比較

  • 各ファンクションキーがなく、左下のFnキーと一緒に押すことでファンクションを実現しています。
  • キーピッチは19.05mm、ストロークは3.8mmと、フルキーボードと変わらないスペックで、ちょうどかな配列部分を切り出した大きさになっています。サブノートのように(キーピッチ17mm、ストローク2mm)、窮屈になっていないのがわかります。
  • ホームポジションに置いた右手小指の右側にならぶ各種キーの刻印は、FMV-KB611などと異なり、通常の106/109キーボードと同じ刻印になっています。ただし、Japanist2002の設定で、FMV-KB611風に変更することができます。
  • フルキーボードのように金属バネスイッチを用いず、ラバードームを利用していて、質感が異なります。
  • 親指キーの左右の幅がフルキーボードと比較して狭く、高さが極端に高くなっています。下の写真はピンぼけしてて、ちょっとわかりづらいですが。

FKB8579-661。親指キーが高く、幅が狭い。

 

Rboard Pro for PC。親指キーの高さは標準的で、幅も広い。

  • フルキーボード同様、ハードウエア的に、「親指左」キーと「無変換」キーが、「親指右」キーと「変換」キーが独立しています。ただし、「親指左」と「無変換」、および「親指右」と「変換」は同じキーコードを出力しているようで、「親指左」や「親指右」でも変換ができてしまいます。それに対し、ノート(FMV-BIBLO MC4/45C)は、ハードウエア的に「親指左」と「無変換」、「親指右」と「変換」を兼ねていることがわかります。
  • 「親指」キーと「変換・無変換」キーがハードウエア的に独立しているかどうかで、「独立型」(フルキーボード)、「共用型」(FMV-BIBLO型)という呼び方が定着しているようですが、このFKB8579-661については、どう表現すればいいのでしょう? 私は「疑似独立型」と勝手に呼んでいますが、適切ではないかもしれません。

トラブル

まだ、使い始めたばかりで、極端に目立つ問題はないのですが…。トラブルというより「私自身が困ったこと」という表現が適切かもしれません。

<<親指シフト配列のオプション選択について>>

  • Japanist2002には、「快速親指シフト」というキーボードエミュレーション機能があります。この中で親指シフトのかなキー以外の一部のキーの扱いについて取り決める、いくつかのモードが用意されています。
    1. 「モード1」
      • かなキー以外のキーは106/109キーボードと同じ配列にする。
    2. 「モード1(後退・取消付き)」
      • かな入力の場合のみ、OASYS互換の配列にする。つまり、ホームポジションに置いた右手小指の右側に、BackSpace、そのとなりにEscキーを配置する。
    3. 「モード2(後退・取消付き)」
      • かな入力、英数入力ともに、OASYS互換の配列にする。
  • 私が使用しているOAKB-193、FMV-BIBLO MC4/45Cなどは、3.の「モード2(後退・取消付き)」をハードウエア的に実現したものなので、私自身はこのモードを使いたいと思っています。
  • しかし、Japanist2002で使用しているキーボードをFKB8579-661に設定してしまうと、なぜか、「モード2(後退・取消付き)」の設定がグレーになって(触れなくなり)、設定できません。
  • ただ、キーボードを106/109に変更して使うと、モード2もOK選択できるようになります。そのためには、USBキーボードの自動検出機能をOFFにしておく必要があります。
  • しかし、従来より親指シフトキーボードを使っている人にとっては不親切な話です。特にFMV-BIBLO MC4/45Cなど、交換不可能なキーボードを使用している人にとって、異なる配列を強制するようなことは、望ましいとはいえませんね。ぜひとも、FKB8579-661でモード2を設定できるようにしていただきたいと思います(106/109キーボードのままでも支障はないのかもしれませんが、何か気持ち悪いです)。

<<誤確定の多さ>>

  • そのほか、このキーボードは、誤って確定してしまうことが多いのです。これは、「親指キー」が「変換・無変換」キーの機能を持っていることによるとおもわれます。これについて、富士通株式会社提供のキーボード練習ソフトなどを使って確かめてみても、誤確定率が高いのは明らかでした。USBで、親指キー、変換・無変換キーを完全に独立させるのは難しいのでしょうか?

<<IE6.0のテキストボックス入力が遅い>>

  • たぶん、こちらはJapanist2002の問題だと思いますが、IE6.0を立ち上げて、フォームのテキストボックスに最初に入力するとき、入力した文字列の表示まで非常に待たされます(その後は普通に使えます)。なぜ?
  • コンパクト親指シフトキーボード発売(2001/12/25) 」に詳しい使用記録を掲載しています。

その他

このキーボードでは、IMEで配列を変更するため、IMEが立ち上がっていないときは、上記の「モード2」のような使い方をすることができません。私の場合、このようなことをなるべく防ぐために、Japanist2002の設定を「自動的に起動する」にしておく必要がありました。その結果、困ることはあまりありませんでしたね。

これまで、私自身親指シフトは特殊なもので、長文入力を余儀なくされているような人が使えればいいものだと思っていました。しかし、日本語のドキュメントをこれほど楽に入力できるキーボードが、基本的にドライバの交換なしで使えるとなれば、多くの人におすすめしやすくなります。なにより、公式にサポートするハードウエアが広いのがこのキーボードのよいところだと思います。FMV-KB211や、FMV-KB611といった富士通製のキーボードについては、同社のFMVシリーズ上での稼働しかサポートされていません。Rboard Pro for PCは、デスクトップ型のAT互換機をサポートしていますが、ノートはサポート外です。それに対して、このFKB8579-661については、FMV-BIBLOの親指シフトキーボードタイプのノートパソコン以外のAT互換機(ほとんどのパソコンということです)をサポートしているのです。

基本的に、USB親指シフトキーボードの自動検出を有効にしておいて、キーボードを差し替えるだけで、いろいろな環境で使えるようになるのではないでしょうか? より多くの人が、より効率のよい方法で日本語の入力を行えるようになれば、日本のビジネスそのものの構造も改革されるような気がします(大げさ?)。

もちろん、Japanist2002というIMEが必要とはなるのですが、OS標準のIMEに飽き足らない人の場合、Japanist2002は非常に良い選択肢になるでしょう。このキーボードについては、ソフトウエアエミュレータ機能で動いているわけですから、おそらく親指ひゅんQなどのフリーウエアを利用することで、別のIMEを使っていても稼働することは可能になってくると思います(もちろん、メーカーの動作サポート外になりますから、注意)。

おひとついかが?

2002年1月13日現在の環境

最近、コンパクトキーボードにずいぶんと慣れてきました。あれほどキータッチの重さが気になっていたにも関わらず、最近はフルキーボードより自分に合っているのではないか、とさえ思えるようになってきていたりして。フルキーボードの場合、キータッチは柔らかいのですが、猛スピードで入力するような場合、結構指が暴走することがあります。その分、コンパクト型はキーに重さがあるので、しっかりと押す必要があるからか、フルキーボードを使う時のような暴走をあまり感じません。

誤って変換する現象、確定する現象も少しだけ減少しました(でも、少なくはない)。

もちろん、かなりの長文を入力する場合や、表を入力するような場合は、フルキーボードのほうがやはり疲労感が少なくて済むのではないかと思います。

このような状況から、用途により、自宅での環境を「フルキーボード」と「コンパクトキーボード」で使い分けたいと考えています。そのため、現在以下のような環境で、「OAKB-193(フルキーボード)」と「FKB8579-661(コンパクト)」を利用しています。

  1. 使用マシン
  2. キーボード
    • OAKB-193は常に接続しています。
    • FKB8579-661はつけたり外したりします。
  3. OS
    • Windows XP Professional
  4. ドライバ
    • OAKB-193用に、株式会社サニコン殿が提供されている「親指シフトキーボード対応Windowsキーボード・ドライバ -Windows2000/XP用」を利用させていただいています。キーボードの種類は「FUJITSU FMV-KB611 親指シフトキーボード」を選択しました。ドライバのバージョンは5.0.1.4となっています。
    • FKB8579-661の場合は、OS標準の「HIDキーボードデバイス」を利用しています。
  5. IMEの利用
    • Japanist 2002を利用しています。
      1. OAKB-193を利用する場合
        • 「動作環境」-「キーボード」にて、「OASYSキーボード(実行付き)」を選択しています。
      2. FKB8579-661を利用する場合
        • 「動作環境」-「キーボード」にて、「106/109日本語キーボード」を選択しています。
        • 「快速親指シフトを使用する」をチェックし、「設定...」ボタンを押して、「モード2(後退・取消付き)」を選択しています。
  6. まとめ
    • キーボードを切り換える場合は、実質上Japanist 2002の「動作環境」で「快速親指シフト」を使用するかしないかを変更し、キーボードを変更するだけで済んでいます。このやり方で今のところは不具合はありません。
    • これはWindows XPでの動作ですが、Windows2000など、他のOSでは、キーボードドライバも「106/109日本語キーボード(Ctrl+英数)」に設定しておかなければ問題が発生するようです。ご注意ください。

 

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